しゃべりーなサイ

ひとり旅の話、昔のこと、最近のこと、たまには勉強の話も。

スリランカの雨に消えたペンパルとの約束【純愛未満の海外文通】

スリランカの雨に消えたペンパルとの約束【純愛未満の海外文通】

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雨が続きます。


大雨被害の映像を見ていると気分が落ち込みます。

そこまで降らなくてもいいのに。


ため息の中でまたひとつ思い出したことがあります。


中学で英語を習い始めたころ海外文通を始めました。

相手は同い年の女の子です。

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【ラオス旅行記】ビエンチャンのストリートチルドレンの聖なる合掌

 【ラオス旅行記】ビエンチャンのストリートチルドレンの聖なる合掌

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メコン川

 

タイやラオスなど東南アジアの仏教国では、ワイ と呼ばれる合掌のあいさつを交わします。

 

手のひらの合わせ方や頭の下げ方は、相手次第で微妙な違いがあるようです。

 

今回の記事は、ラオスで出会った ストリートチルドレンの少女 が私に見せてくれた  特別で聖なるワイ  の話です。

 

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バックパッカーが旅先で号泣したわけ【南インドの忘れられない出会い】

 バックパッカーが旅先で号泣したわけ【南インドの忘れられない出会い】

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 27歳のとき世界1周をめざして日本を出た

 

世界一周をしようと日本を旅立ったのは27歳のときだった。

5年勤めた会社を辞め、2か月間はしっかり準備をした。

 

東南アジアを皮切りに赤道をまたぎながら西へと進む。

日本の出国時以外は飛行機は使わない。

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インドのマイソールで見た「幸せな家族」【バックパッカー旅回顧】

インドのマイソールで見た「幸せな家族」・バックパッカー旅回顧

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Photo by Martin Jernberg on Unsplash

インドのいつもの光景

 

世界一周をめざして日本を出て9か月が過ぎていた。

旅は順調だ。

 

マハラジャ宮殿で有名な町マイソールの日が暮れかけていた。

道売りのバナナをひと房買って安宿に帰る途中だった。

駅前広場に沿ったヴィノバ通りを歩いているとゴミ捨て場の前を通りかかった。

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バックパッカー時代の思い出・旅立ち編「花束が似合う人」

バックパッカー時代の思い出・旅立ち編「花束が似合う人」

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Photo by Marco López

 

 故マイケル・ジャクソン氏とのニアミス

 

初夏の成田空港を大きな花束を抱えて右往左往していた。


ひとりで世界一周する。
中学生のころ、そんな白砂(崩れやすい)の夢があった。

 

高校、大学と平穏にすごし、社会人になって5年目の秋だった。
出張でオーストラリアに行くと、ワールドツアーが始まったばかりのあのマイケルジャクソン氏と空港で遭遇したのだ。

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昭和のバックパッカーの旅行記・インド編「アラビア海に沈んだ夕陽」

昭和のバックパッカーの旅の思い出インド編「アラビア海に沈んだ夕陽」

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インド・ゴアの安コテージ

朝、コテージを出ると、ひとりのインド人女性がいた。
アラビア海を望むインドのゴア。
砂浜にたつ小さな安コテージに私はいた。

 

日本を出て1年がたっていた。
たいていのことには驚かなくなっていたけど、朝いちばんに部屋の前で座りこむサリー姿の女性は目を引いた。

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