田んぼのカブトエビはどこから来るの?今年も再会できた2億年の化石
水が張られた初夏の田んぼをのぞいて見たことありますか?
初夏の田んぼには、無数の生き物が泳いでいます。
この記事は、田んぼを泳いでいる生き物の中から「カブトエビ」のナゾについて書いています。
虫嫌いの方、申し訳ないです。
いきなりサムネイルが強烈だったかもしれません。
私は虫をこよなく愛しているのですが、中には合わない方もいるかもしれません、、
今年も再会した田んぼの中のカブトエビ
5月に入ると田植えの準備のために田んぼに水が張られます。
去年の秋から8か月ほど、干からびたままの荒れ地だったところです。
田植えのために水が入った瞬間に生き物たちが泳ぎ始めます。
きのうまで枯れ地だった場所に、生命が満ちているのです。
中でも「カブトエビ」の存在は、その数と容姿でほかを圧倒しています。
子どものころ、カブトエビ を見つけて「カブトガニ 発見!」と、天下を取ったように叫びはしゃいだのを覚えています。
散歩で田んぼのカブトエビに出会う
今朝も朝散歩に行ってきました。
今朝の発見です。
散歩道をはさんで田んぼが広がるゾーンがあります。
去年の秋以降は干からびた荒れ地だったところが、水をたたえた水田になっています。
日本人ならおなじみの風景ですね。
はるか広がる田んぼのひとつに注目しています。
生命の存在しないはずの荒れ地になぜ?
ここは農薬を入れないのでしょう。
張られた水の表面に無数の小さな筋が走っています。
水中の生き物が泳いでいるのです。
え?
無数の生き物?
不思議 じゃないですか?
今は5月。
去年の秋からずっとそこは干からびた荒れ地だったのですよ。
田んぼのミステリー
秋から8か月、ずっと干からびた荒れ地だったところに 生き物が湧いている?
水もエサもないのに、5月に水が張られた瞬間に無数の生き物が泳いでいる。
生き物たちは、どこから来たの でしょう。
あめんぼも泳いでいます。
でも、あめんぼはわかります。
あめんぼは飛びますから。
近場の川や池から飛んできたのでしょう。
カブトガニ、もといカブトエビと再会
ここで焦点を当てるのは、「カブトガニ」とよく間違われる「カブトエビ」です。
毎年同じ季節に見かけるのに、子どものころは見つけるたびに「 カブトガニ だ」と勘違いして喜んでいました。
というか、今思い出したけど、カブトガニ ではなくて カブトエビ だと知ったのは大人になってからでした。
息子ができて一緒に昆虫を採るようになってからのことです。
図鑑で研究した息子に教えられたのでした。
息子が幼いころは、動くものは何でも持ち帰って飼っていました(笑
どこの家庭も同じだと思います(ちがうか)。
カブトエビも持ち帰って水槽で飼ってみたけど、3日で全滅してしまいました。
ショックでカブトエビは2度と捕まえたり飼ったりはしなくなったのでした。
クモも好き。過去記事です ↓ ↓ ↓
祖先は三葉虫
カブトエビは 生きた化石 と呼ばれます。
2億年の間、姿を変えずに生きているそうです。
祖先は三葉虫だそうです。
それだけ生き残ったのだから生存力は強いのです。
卵は1体が1000個以上産むといいます。
泥の中に産む のです。
1か月という短い寿命の間に1000個の卵を産み、卵は土の中でじっと待ちます。
秋になり稲刈りが終わって、田が乾き切ってもじっと待っているのです。
水が入ってくる 翌年の田植えの時期にふ化 して水中を泳ぐのです。
参考にさせていただきました ↓ ↓ ↓
まとめ
ふだん何気なく通り過ぎるところにも、ちょっと目を凝らすと意外な世界が繰り広げられているのですね。
生きた化石と呼ばれる カブトエビ
2億年前から変わらずに生きているカブトエビを、スマホ で撮っている令和の男。
不思議な光景です。
散歩道を逸れて寄り道してのぞいた田んぼの中。
そこには私の子どもの頃どころか、2億年前と変わらない生き物が元気に活動していたのです。
寄り道は大切ですね。
好奇心を忘れずに生きられたら、人生、ちょっと得かも。
などと思いました。
本日は当ブログをお読みいただきまして、ありがとうございました。
なんと、カブトエビの飼育セットが販売されているのを発見しました!↓ ↓ ↓